RAID6

RAID6っていうのが、この先普及していくらしい。
http://www.atmarkit.co.jp/fsys/keyword/019raid6/019raid6.html

 一般にサーバで利用されるハードディスクは、RAIDによる冗長化を行い、1台のハードディスクが故障しただけではデータが失われないようにしている。しかし現在一般的に利用されているRAID 1ミラーリング)やRAID 5(分散データ・ガーディング)では、1台のハードディスクが故障した場合のみデータが復旧できるという仕組みであり、2台のハードディスクが同時に故障した場合はデータが完全に失われてしまう。例えば、故障したハードディスクを交換する前や、交換した後のRAIDの再構築作業中に、別のハードディスクが故障すると、もはやデータの復旧が行えなくなる。

確かに、1本死ぬと一刻を争う復旧が必要とされますね。
もう一本死ねばOUTですから。

 そこで、RAID 5を拡張し、2台のハードディスクが同時に故障してもデータが復旧可能な「RAID 6」をサポートするRAIDコントローラなどが登場している。RAID 6では、パリティ用に使用するハードディスク台数が1台増えるため、同じハードディスク台数でRAID 5RAID 6を構築した場合、実効データ容量がRAID 6の方が1台分少なくなってしまう。しかし、その分信頼性は大幅に向上することになる。

確かに、大容量になってきた今データが飛ぶと悲惨ですね。
400Gx10本のRAID5が飛ぶと最大で3.6Tのデータが消失します。
最近のRAID装置だとありえない数値でも無いですね。
そうなってくると、
ディスク1本分容量が減るだけで信頼性が格段に向上するRAID6は素晴らしい技術ですね。
コレなら社内のファイルサーバーを分散化させなくても安心できそう。

 前述のようにRAID 5でストレージを保護していても、1台のハードディスクが故障しただけで、実際には重要なデータが失われる危険性が生じる。いまや財務データや製品開発にかかわる情報など、企業の存続を左右するものがサーバのストレージに保存されている。RAID 5は、これまでコストと実効容量の両面から企業のストレージ・システムの標準的な地位を確保してきた。だがハードディスクの大容量化と低価格化によって、以前と同じ予算/容量であっても、より高い冗長性が確保可能となっている。例えば、数年前に200Gbytes×4台で構成していたRAID 5(実効容量600Gbytes)を、400Gbytes×4台のRAID 6(実効容量800Gbytes)に置き換えても、ハードディスクのコストはほとんど変わらないか、むしろ安くなる。

装置の早期普及を期待します。