死兆星を見よう!

本当に死兆星ってあるんですね。

アルコル (Alcor) は、おおぐま座にある恒星である。北斗七星を構成するζ星ミザールの脇にある。アルコルはアラビア語で「かすかなもの」という意味。

ミザールとアルコルは太陽系から78光年の距離にあり、両星の間は0.3光年離れている。この二つの星が見かけの二重星なのか、重力的に束縛された真の連星なのかについての結論は出されていない。

アルコルの実視等級は4.0で、等級2.2のミザールとの距離は12分(満月の半径程度)である。普通の視力の人の分離能は1分なので、ある程度の視力があればミザールとアルコルを分離して見ることができる。かつてアラビアでは視力検査に用いられ、2つの星が分離して見えるかどうかで視力を試していた。

中国語では、この伴星を「輔星」と呼ぶ。宋の時代の道教の書『雲笈七籤』24巻「日月星辰部」では北斗七星と弼星とあわせ北斗九星とされた。

日本の場合、地方によっては「寿命星」などとよばれ、この星が見えなくなると年内に死ぬ、といったような迷信がある。ただし実際のところ、それまで見えていたアルコルが見えなくなるのは老眼のせいであろう。考えようによってはある程度正しい言われかもしれない。

見えないモノを見ようとして 望遠鏡をドンキにでも買いに行くか
(そのうち